「馬油」でクレンジングしたら鼻の黒ずみが綺麗になった!とか肌がふわふわになるというSNS発信の情報から「馬油クレンジング」が注目を浴びました。
「馬油」自体に馴染みがない人もいれば、クレンジングじゃないものでメイクが落ちるの?という人まで様々。その謎多き「馬油」でのクレンジングについて、解説します♡
今のクレンジングに満足できていない方は必見です!
Contents
【馬油】ってそもそも何?

馬油とは聞いたことがあっても「使ったことがない」という方も多いのでは?
「馬油」とは名前の通り「馬の油」のことを指します。もともと中国にルーツのあるもので「馬の油」が薬用に使われていました。日本に入ってみてからも「火傷に効く」というような使われ方をしていました。
今では化粧品だけでなく「ヘアケア」製品にも馬油の使われているものがかなりの数あります。馬油の効果は本当に広く「肌への浸透力が高い事」や「抗酸化作用」「殺菌作用」「炎症を鎮める作用」「保湿」と秘めた力を持っています。
オイルの部類で言うと「油脂」というジャンルのオイルになります。動植物から作られたオイルのことで「オリーブオイル」「コメヌカオイル」「アーモンドオイル」なども同じ部類です。
【馬油】で洗顔・クレンジングってOKなの?

そして最近SNSをざわつかせたのが「馬油」での洗顔方法。
これの元ネタは「元鈴木さん」という方のTwitterです。
乾燥と毛穴には、朝の洗顔を石鹸じゃなくてたまに馬油でやると全然違う。
寝起きの顔に馬油をクルクルやるとザラつきが取れ肌がふわっと柔らかくなります。終わったらコットンでふき取るか濡らしたマイクロファイバーの洗顔パフでぬぐうだけ。その後のケアも必要なし。ツルツルしっとりだから試して!— 元鈴木さん (@Motosuzukisan) September 9, 2018
フォロワーの多い方ですし、リツイートの力もあってかなり拡散されていきました。
私のブログ・インスタを見てくれている方だと気づかれると思いますが、これは「油脂」を使った美容法です。通常の洗顔やクレンジング剤と違って「界面活性剤」も含まない純粋なオイル(キャリアオイル)を使って汚れを落とす方法のこと。
私のブログでは「油脂クレンジング」と題して「ホホバオイル」等の油脂でクレンジングを行うやり方を推奨しています。
「馬油」も動植物からつくられた純粋なオイルで、顔の汚れやメイク汚れを落とすのに向いているんです。やり方さえコツを掴めばとても効果の高い洗顔・クレンジングを行うことが出来ます。
「馬油」を使うメリットってなに?

「馬油」を使うメリットはかなり多くの点が挙げられます。
まずは「界面活性剤」を含まないことが大きな特徴。界面活性剤は顔に留めておきたい皮脂までも洗い流してしまう特性があるので、それを含まない純粋な「油脂」は「顔の乾燥」のリスクを減らせます。
さらに油脂は油性の汚れと相性が良く「角栓」や「メイク汚れ」を溶かして浮かせる働きがあります。元鈴木さんのツイートの中にも出てくるのですが「砂利が出る」ように顔からプツプツとした角栓がとれる現象が起こります。
また油脂は肌を柔らかくしてくれる効果があり「ふわふわ」とした肌に導いてくれるのも大きな特徴です。
【馬油】を使った美容法
ここまでで「馬油」が美容に使えることは知ってもらえたかと思います。
しかし正しいやり方を知らないと美肌から遠ざかる原因になってしまいます。その点を踏まえて正しいやり方を身につけていきましょう!
【馬油】クレンジングの正しいやり方

こちらは有名な馬油「ソンバーユ」さんの公式サイトでも「美容法」としてクレンジングが記載されています。
- たっぷりの馬油を手に取る
- メイクに馴染ませる
- 石けんを使って洗い流す
特に難しい行程もなく、通常のクレンジングと同じようにメイクを落としていきますが、一つ注意が必要なのは「界面活性剤」が入っていない点です。
汚れを落とすのに通常より時間がかかるので3分ほどは馴染ませるのがコツ。落とすときもただの油なので水では流れません。石けんを使ってしっかり落とすのがコツです。
通常の洗顔料だと落ちにくい場合があります。「石けん」がおすすめ。
【馬油】正しい洗顔方法
こちらはせっかくなので元鈴木さんの方法でご紹介します。
- 馬油を顔に馴染ませる
- コットンに化粧水を含ませる
- 顔の上をコットンでふき取る
これを寝起きの顔に行うそうです。洗顔とふき取りを一緒にしたような感覚ですね。
こちらは「ふき取る」ときにコットンで摩擦が起きないようにたっぷり化粧水を含ませることが必要になります。またふき取りによる刺激は少なからずあるので、毎日の使用は避けたほうがいいかと思います。
【馬油】にはデメリットがあるの?

「馬油」を使うときにはデメリットも知っておく必要があります。
一番心配される「油焼け」ですが、最近では油焼けしないオイルともいわれています。肌への浸透性が高いので5~10分ほどすると肌に馴染んで油焼けの心配はないそうです。
【油焼け】オイルに含まれた不純物が紫外線や熱により酸化することが原因で起こるもの。色素沈着やシミ・くすみの元になると言われる。
一番心配されるのが「ニキビ」です。
基本的にオレイン酸含有の高いオイルは、ニキビが出来やすい肌の方には向いていないのですが、馬油は35%ほどでそこまで高くありません。
ただこれでもニキビが出来る方は出来てしまいます。オイルは非常に注意が必要なのです。
また、ニキビにならなくてもプツプツと毛穴の詰まりが出てしまう方も。なにか異変を感じたらすぐに中止することをおすすめします。
https://sukinnkeazukann.com/2019/08/29/babyoil-kurennjinngu/
ベビーオイルでのクレンジングも流行りましたが、同じようで違うので気になる方は確認してくださいね!


まとめ
馬油洗顔は肌に合えばとても有効な美容法になります。
是非いつものスキンケアに加えてみてくださいね♡